ヨーロッパでは当然のように売っているミントが日本にはなかった・・・フィッシャーマンズ・フレンドなど


◆「ミント持ってる?」

私がイギリスに住んでいたとき、「ガム持ってる」「タバコ持ってる?」「ライター貸してくれない?」「バー行こうぜ」と同じくらいの頻度で聞いていた言葉に、「ミント持ってる?」がありました。

イギリスで言うミントとは、粒ガムより少し大きなサイズのタブレット/ トローチです。どこの商店でも売っていて、ガムよりもメジャーな食べ物でした。

食事の後にはミント、デートの前にはミント、キスの前にももちろんミント。それぐらい当たり前に存在する嗜好品なのです。

日本に帰ってきていざミントを買おうと思ったらどこにもない。フリスクミンティアはあるものの、あのサイズでは物足りない。そもそも美味しさが全然違う。クセがある強烈ミント味が最高です。フリスクミンティアはメントールだけですが、イギリスのミントはユーカリエキスも入っていて、そこから来るスースー感によって口中、喉のイガイガ感を除去される感じもまた何とも言えない。

個人的に一番好きなのはフレーバーが充実していてパッケージもオシャレなフィッシャーマンズフレンド(fishermans' friend)。粒が大きいのがすごい食べてる感があって良いです。袋はジップロックで閉じておけるようになっているのもGOOD。食べる程にその独特な味の魅力に引き込まれ、病み付きになります。

クロアチアやロシア、フランス、タイ、メキシコ、インド、南アフリカなどどこでも世界中売っているミントタブレット。検索してみたところ日本のAmazonでも買えるものもあるのでオススメです。

『本当にすっきりしたい』『他人と同じでは嫌だ』『イギリスの本物を味わいたい』『強い刺激が欲しい』などの方にもオススメです!

●その他のミント:

アフリカ・レポート 書評


俺が発展途上国に興味を持つようになった本。確か発売したとき、早稲田大学の戸崎先生がすごい勧めてきて、当時戸崎信者だった俺は勢いで買っちゃったんだった。そしてこれが契機でバックパッカーを始めるようになった。

浅く広くという感じで面白く読めた。文章も、流石というか、大変読みやすい。もっと本格的にアフリカを知りたい、という気にさせてくれる。

 例の名作『カラシニコフ』をものした元朝日のジャーナリスト(少し前に退社していたらしい)が描く、現代アフリカのスケッチ。もともと紙面で連載されていたときに目にしていたのだが、本書ではそれ以降の動きを加筆してある。
 所謂「失敗国家」で目白押しのアフリカ。そのような低い評価は、西欧的価値観による「レイシスト」的な評価にすぎないと、アフリカの為政者たちは自己正当化をしてはばからない。そのようなアフリカ側の反発は、どうやらアフリカ人特有の部族優先主義が原因のようで、自らが所属する部族の利益を最優先することが、部族の長には求められるのだという。

ジンバブエムガベは白人農場を暴力的に接収したし、ナイジェリアのビアフラ内戦から、最近の「優等生」ケニヤの部族紛争まで、この部族を重んじる価値観は根が深そうである。
 歌舞伎町にいるアフリカ人の多くがビアフラ系のナイジェリア人だとは知らなかった。主流の部族から日本に来ている者は、一人もいないらしい。
アフリカで会社を営む日本人のことについても触れられていて、目配りも良い。昨今流行の「社会起業家」のはしりであろうか。新書という紙数の限られた媒体で、アフリカという広大な地域について紹介するというのも大変な苦労を強いられそうだが、それにしては読み終わった後に満遍なくものを知った気になれる良著。

【参考:本解説】
豊かなジンバブエの農業を一〇年で壊滅させ、アパルトへイトを克服した南ア共和国を犯罪の多発に悩む国にしたのは誰か。中国の進出、逆に国を脱出するアフリカ人の増加などの新しい動きを追い、同時に、腐敗した権力には頼らず自立の道を求めて健闘する人々の姿も伝える。三〇年近いアフリカ取材経験に基づく、人間をみつめた報告。

要約と書評「ドリルを売るには穴を売れ 」


マーケティングの入門書「ドリルを売るなら穴を売れ」が非常に分かりやすく、入門者にとって良い本だと思いましたので要約したいと思います。現実のマーケティングもこの論理に則って戦略を立てるのが基本です。書評は書こうと思いましたが面倒くさいのでAmazonレビューでも見てください。笑 

この本で勉強する内容は以下の5点です。

①ベネフィット
②セグメンテーションとターゲット選定
③差別化
④4P
⑤4つの戦略に一貫性を持たせる

①ベネフィット
<顧客は、自分が得る価値が、自分が払う対価を越える場合に商品を買う>

◆機能的ベネフィットと情緒的ベネフィット
・人間の3大欲求は「自己欲求、社会欲求、生存欲求」
・「その商品はターゲットのどの価値を満たしているのか?」を考えろ
 →トニックウオーター:すかっと爽やか、かっこいい飲み物、のどを潤す

②セグメンテーションとターゲット選定
<求めるベネフィットや価値は顧客によって異なるので、セグメンテーションで顧客を分けてそれぞれの価値を実現する>

◆セグメンテーションの分け方は2通り
・性や年齢で分ける
・心理や行動で分ける

◆以下の観点も参考
・市場の大きさ
・自社の強みが生きるかどうか
・どの程度その商品を必要としているか?
・商品のどの価値を満たすのか?(自己欲求?社会欲求?生存欲求)

→分けられたセグメントの中で、売りたいセグメントを決める

③差別化
<競合にない価値、競合より高い価値を提供して自分を選んでもらう>

◆差別化の方法は3通り
・手軽軸:ある程度の品質のものを、安く、便利に提供する
 →マクドナルド、吉野家DELL

・商品軸:再高品質の製品やサービスという売り物を主とする
 →高級フレンチレストラン、MacBook

・密着軸:顧客に密着して徹底的に顧客のニーズに応える
 →なじみの居酒屋、ソニーのレッツラー(カスタマイズ可能なパソコン)

※差別化軸はどれか1つに絞る
※自分の選ぶ差別化軸によってターゲット顧客も連動して決まる

④4P
<「広告、販促」で価値を伝え、「販路、チャネル」で価値を届け、「製品・サービス」が価値を実現し、「価格」で対価を得る>

1.製品、サービス
・「なにを売っているのか?」「どんな顧客のどのような価値を実現しようとしているのか?」を考える
 →「優雅なひととき」を売るパン屋はクロワッサンに高級ジャムをつけても売れる
 →「時間の節約」を売るパン屋は、野菜ジュースや缶コーヒーをつけても良い。朝早くから営業した方が良いが土日は休みで良いだろう
 
2.広告、販促
・広告で差別化ポイントを訴える

●基本3欲求
自己欲求「自分らしさ」・・・基準:内的価値

 達成感:「いつかは、クラウン」(トヨタ
 リフレッシュ:「スカッとさわやか」(コカコーラ)
 楽しさ:「楽しさふくらむバブルガム」(バブリシャス)

社会欲求「認められたい」・・・基準:外的価値

 思いやり:「愛情一本」(チオビタドリンク)
 異性:「私、もっと近づけた」(8×4)
 周囲への配慮:「息、さわやか」(クロレッツ)

生存欲求「生きたい」・・・基準:外的価値

 健康:「体脂肪が気になる方に」(花王へルシア)
 おいしさ:「すべてはお客様のうまいのために」(アサヒビール
 生存:「ドライブ中の眠気に」(ブラックブラック)

3.流通、チャネル
店舗、営業パーソン、販社、代理店、自動販売機、通信販

4.価格
適切な価格設定


⑤4つの戦略に一貫性を持たせる
<ベネフィット、ターゲット顧客、差別化戦略、4P。これらの戦略は一貫性がなければならない>

差別化戦略と4P の関連性を考える



ハマる人続出!イブラヒモビッチの自伝「I AM ZLATAN」が面白すぎる!


面白すぎて一瞬で読み終わってしまった本。
この本は、サッカー選手にしては面白い、とかそんなレベルではありません!
スウェーデン国内では1000万人の人口で50万人が購入、まさにハリーポッター以上の面白さです!

この本では、イブラヒモビッチというスウェーデンのサッカー選手が語り手となって、自分の人生をドキュメンタリーのように語っていきます。

貧困、移民差別、薬物中毒の家族、臆病な自分、理不尽なチーム、様々なものと向き合いながらどんどん駆け上がっていくイブラの立志伝は本当に痛快に感じます。この本の面白いのは、イブラが住んだ様々な国の文化や色々な国の人たちとのコミュニケーションがリアルに描かれているところでもあり、こういうブログを書いている私を尚更夢中にさせました。


◆生き様、セリフがかっこ良すぎるイブラヒモビッチ
「他の人と違っていいんだ。自分を信じ続けるといい。世の中いろいろあるけれど、俺だって何とかなったぜ。」「高校時代、ラルフ・ローレンのセーターを着たイカした女たちを誘うとき、俺はチビリそうになった。」「俺はあらゆるレベルで違いを出せる男だ。」「ほんの数回の栄誉にしがみついて、いつまでも偉そうに自慢しているのもみっともない。そんなスウェーデン人のスポーツ選手がよくいるぜ。」「わかったか? 俺は騒動を起こすが、真面目なところもあるんだ。そんな性格がベースになって、俺は自分なりの哲学を作り上げた。俺流の生き方を決めたのさ。デカいことも言うが、きちんと結果も出す。それが俺の信条さ。だから俺は口先だけの男は大嫌いだ。」「俺は黒人とか南米人が好きなんだ。根っから面白いし、一緒にいてリラックスできる。」

こんなに面白い本はそうそうないと断言出来ます。

「№.1メンタルトレーニング」でポジティブで勝負強いアスリート脳を作ろう!


この本は本当に本当にすごいです。

脳科学、生理学、心理学などの観点から、どのようにすればモチベーションをコントロール出来るか、目標達成に向けた最適脳を作っていけるかが書いてあります。

単純に目標をたてて努力していく系の本は多いですが、この本はアスリート向けの本であることもあり、練習時のみならず本番時の対応のためのトレーニングが積めるところが嬉しいです。

特に有用だったのは、「感情を自由に切り替える方法」「"気"のコントロール」「クリアリング能力(忘れる能力)」。小中高とやってきたどのスポーツでも、練習ではわりと強いのに本番ではいつも勝ち進めなかった私にとっては、この本番時の対応を学べたのは非常に有益でした。(今更ですけどね!)

身体の動き、言葉、イメージを連動させ、自分の気をコントロールする手法はアスリートだけでなく一般社会でも使えます!絶対学ぶべきです。



思い通りの人生を生きるために読むべき本 「こころのウイルス」

◆なぜあなたは思いどおりの人生を生きられないのか

「なぜあなたは思いどおりの人生を生きられないのか」というテーマに対して、思考パターンを根本から変えてしまうことで対処することができます。この本はその具体的方法を記述したものです。

著者は「自分の考え方に取り付いてしまった自分の思考パターン」を「こころのウイルス」と名付けています。私たちはその思考パターンを一旦解体し、自分がより良く生きていけるように自由に組み立て直す(プログラミングする)ことで、先延ばしウイルス、イライラウイルス、恋愛ウイルスなどの良くない思考パターンを新しい前向きな思考パターンに置き換えることが出来るようになります。

自分の人生だから自分の思うように生きられるよう、しっかり向き合わなければいけないことだし、義務教育で取り扱っても良いのではないかと思えるほど、私の人生の中で重要なパートを占めるに至った本です。

神経言語プログラミングとは?
人間は、認識や記憶を今までの人生体験に基づいてその人の潜在意識の中に「プログラミング」しており、その「プログラミング」の通りにに 自動的に反応し、行動しています。

例えば、「梅干し」を思い浮かべると、多くの人は口内に唾液が出てきます。これは、「梅干し」=「酸っぱい」という 「プログラミング」が、これまでの体験の中で潜在意識に刷り込まれているからなのです。このように人は、無意識のうちにプログラムに基づいて行動や反応を 起こしています。

この潜在意識へのプログラミングを組み立てる、もしくは組み立て直せば、行動や反応は必ず変わります。NLPはこの潜在意識のプログラミングを変えて、目的を達成するために望ましい行動を自動的に行えるようにする方法なのです。

引用元:http://www.nlp-study.net/12.html

私がはじめに読んだ神経言語プログラミングの本。

網羅的に金言を学べる書籍、「20歳のときに知っておきたかったこと」

◆20歳以上でも必読。自分から抜け落ちてる観点に気づこう
月並みな考え方や行動から抜け出し、素晴らしいことを起こそう!という観点から書かれたビジネス本。「5ドルを2時間で可能な限り増やしなさい」というテーマで行われている授業シーンから始まり、読み進めていくにつれて貴方はいかに我々の思考が常識にとらわれているかに気づくことになります。

ちょっと考えてみてください。
「5ドルが入った封筒があります。この封筒を開けた時から2時間がスタートします。来週のこのクラスの時に、この5ドルを可能な限り増やしてきて、グループごとにその結果を発表して下さい。」

あなたはどんな案を考えますか・・・?
スタンフォードの学生の例を下に書くので、ここでまず考えてから続きを読んで下さい。)








●本で紹介されている学生の実行例1
「5ドルという金額にとらわれないようにしよう。1ドルもないと思って、0からお金を生み出す方法を考えよう。」
⇒行列のできる人気レストランで並び、あとから来たお客さんに場所の権利を売る


●本で紹介されている学生の実行例2
「自分たちの持っている価値はスタンフォードの学生であることだ。それを売ろう」
⇒クラスでの発表(3分)で3分間の企業CMを流し、企業から600ドルもらう(スタンフォードのビジネス系の授業を取っている学生に一気にアプローチできるのは企業としても欲しい権利だろう)


なかなかおもしろい発想ですよね。
ここ以外でも、ところどころ輝くところ、ハッとさせられるところ、自分の人生に落とし込んでいかせていけそうな部分が多い本でした。自分に抜けている観点を埋めていくという視点で読むと面白いと思います。

◆メモしてしまった金言
最高のチームプレーヤーは他人を成功させるために労を惜しまないものです
「引き出しに買いだめしたサンキューカードを入れておいて、こまめにカードを送りましょう」
全ての当事者が勝つような方向で交渉することを覚えましょう
「目標を絞り、ひたむきに努力すれば、幸運が舞い込む確率は上げられます

ここら辺の言葉は好きでメモってました。皆さんも手にとって見ることをオススメします。